|
今回は、ちょっと都会へサンフランシスコ
ワイン・カントリーには、まだまだこれからご紹介したいレストランがたくさんありますが、今回はちょっと都会に足を伸ばしてみましょう。
ワイン・カントリー最寄の都会といえば、サンフランシスコ。アメリカ人が「一番住んでみたい街、訪れてみたい街」に挙げ、旅行雑誌「コンデ・ネスト誌」でも、ここ数年連続して、人気ナンバー1の栄冠を獲得しているサンフランシスコ。この街は、ニューヨークに並んでグルメ・シティとしても、その名を馳せています。
カル・バスの店
今回ご紹介するのは、ジーンズの最高峰「リーバイス」本社(リーバイス・プラザ)の近くにある「PIPERADE」(ピペラード)。ピペラードというのは、スペイン・バスク地方の郷土料理で、その名前からも察せられるように、この店はバスク料理をカリフォルニア風にアレンジした料理が売り。
「カル・イタ」という言葉があるように、ここも一部の人達には「カル・バス」と呼ばれ始めています。
人気シェフが力を入れる
サンフランシスコのSOMA地区(サウス・マーケット)に、小さなフランス料理店「フリンゲール」という人気レストランがありますが、ここの名物シェフGerald Hirigoyen ジェラルド・ヒリゴイエン氏が数年前、フレンチ・ビストロ「パスティス」を共同出資者として開きました。今ひとつ軌道に乗れなかった同店のオーナーシップを買い取り、同じ場所に新たに改造・開店させたのが、この「ピペラード」です。
フランス料理においても一目置かれるジェラルド氏は、フランスとスペインにまたがるバスク地方の出身。彼は、故郷の田舎を思い出すような、懐かしいフレーバーを再現させようとしたのです。
ほっとするインテリア
改装された店内は、ちょっと前までのトレンドだった倉庫風インテリアの「こぎれいさ」が排除され、温かみとカントリー・テイストが加わりました。少し低めの天井、れんがが埋めこまれた壁、よく磨かれていそうなハードウッドの床と、同系色の天井の梁、しっかりした椅子。
店内の真ん中には、8人座りの大きな正方形のテーブルがあり、そこには天井から錬鉄でできたシャンデリアが下がっています。何とこれが、アンティークのボトル乾燥ラックで、本当に何本もの空ボトルが差し込まれているのです。これを見るだけでも、この店に行く価値あり。
|