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VOL.3 「CELADON」(ナパ)

「CELADON」(ナパ)

ダウンタウン・ナパの隠れ家
グルメな人々に人気のレストランが、セント・ヘレナやヨントヴィルなどに集中しているため、ついつい忘れられがちなナパのダウンタウン。でも、侮ってはいけません。VOL.1で紹介した「ZUZU」のように、元気なレストランがしっかりと根を張りつつあります。

今回ご紹介するレストラン「CELADON(セラドン)」は、1996年にオープンして以来、「我が街のレストラン」として地元の人達に愛されてきている店です。Main Streetのドン突き、昔からの姿をそのままに残すHatt Buildingの一角にある「セラドン」は、この店の料理をこよなく愛する人達が集う「隠れ家」のような存在です。

黒子シェフの活躍
「セラドン」のオーナー・シェフは、Greg Cole氏。アメリカ一のプロ料理人育成機関「カルナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ at ハイドパーク」卒業後、ナパ・ヴァレーの「ドメイン・シャンドン」、ソノマの「パスタ・プレーゴ」「ピアティ」で働いたり、「ロバート・シンスキー・ヴィンヤード」でワイン販売に従事したりして、96年に念願の自分の店をオープンさせました。

そして、その彼に実際のメニュー作りを任されているのが、フィリピン出身の Zoilan Ruiz氏。(常連からは、「ゾイ」と呼ばれています)ブティック・ホテルのパーティ・シェフ、イタリアン・レストランのシェフなどを経て、95年にはセント・ヘレナ「Terra」で、曽根ヒロ氏のもとスー・シェフを務めました。99年からセラドンのシェフ・デ・クイジンとして、その豊富な経験を活かしたGlobal Comfort Foodを作り出しています。まったく有名でも何でもない今の彼ですが、世の中わかりません。ある日、突然スポットライトを浴びて、セレブリティー・シェフの仲間入りをするかもしれません。

ある日のランチをご紹介

「Main Crab Cake 〜メイン州産クラブ・ケーキ〜」(11ドル)

メイン州産クラブ・ケーキ

しっかりと焼き色のついた表面はカリっと香ばしく、真ん中を割ると、ムチムチのカニ肉が独特のハーブと一緒に登場します。 クラブ・ケーキの下には、キュウリの千切りサラダが敷いてあり、皿をカバーしているガスパチョ・ソースの酸味とあいまって、口の中を絶妙にすっきりさせてくれます。

「Fresh Fried Calamari 〜カラマリ(イカ)のフライ〜」(9ドル)

カラマリ(イカ)のフライ

一時、オニオン・スープとカラマリ・フライに凝っていた時期があり、どこの店に行っても、この2つのどちらかを必ず注文していました。 オニオン・スープは飽きたものの、未だにカラマリ・フライは無視することができません。この店のカラマリ・フライは、ピリっと辛い「Chipotleチリ」を使ってあるとメニューにありましたが、辛さと共にカラメルのような甘さもあり、なかなか面白い風味でした。上に、生姜スライスが乗せてあり「何なんだ?」と一瞬思いますが、カラマリの少々濃厚な味を和らげてくれるという効果が、確かにありました。

「Pan Roasted Mussels 〜ローストされたムール貝〜」(10ドル)

ローストされたムール貝

ムール貝は言わずもがな、ボリューム感のある肉厚さ。いわゆるムラサキイガイのような、オレンジ色の肉ではなく、牡蠣に近いクリーム色をしています。 ガーリック、トマト、白ワインから成るスープは、少々生臭い感じがしましたが、パラパラと散らされている 「Applewood smoked bacon」がピカっと光っていました。

「Grilled Polenta 〜ポレンタのグリル〜」(7ドル)

ポレンタのグリル

ポレンタというのは、とうもろこしなどをシャカシャカとミックスさせて作る、お粥をもう少し、しっかり形にしたような食べ物です。お粥と似ているのは、それ自身にはさほど「味」がないことで、何を混ぜるか、何と一緒に食べるかで、その美味しさが違ってきます。「セラドン」のポレンタは、丸く形づけて「グリル」させてあります。そうすることにより、風味が増し、つけ合わせのマッシュルームやトマトと一緒に食べると、かなり「目からウロコ」的美味しさになっています。 バルサミコ酢のソースも相性抜群。

天気が良い日はテラスで食事

CELADONのテラス

レストランの入り口は、テラス席をするすると通りぬけた向うにあります。店内は、さほど広くはありませんが、大変すっきりと洗練されたモダンな印象。カリフォルニア・ナパの気持ちよい気候を堪能するために、天気が良ければ、テラスで食事したいものです。 ちょっと涼しい8月〜9月の日など、最高です。奥まった所にあるので、通りを走る車の音が気になったり、行き交う人達の視線を気にするなんてこともありません。心地よくリラックスできる、そんな店です。

「CELADON」のワイン・リスト

カリフォルニア・ワインをメインにしたワイン・リスト。一流レストランに見られる、百科辞典のような分厚いリストではありませんが、どこにでもあるような内容のものでもありません。白ならRichard Partridge CH 2000, Staglin CH 2000 , Darioush Viognier 2000。赤ならLucia Santa Luchia Highlands PN 2000, Selene Merlot 98 , Mt Veeder CS 98,Buoncristiani OPC 99, Crockr & Starr CF 98など、そのチョイスに素敵な「センス」が感じられます。

グラス・ワインは、白で6.50ドルから10ドル、赤で9.50ドルから12ドル。ボトル持ち込みは、1本15ドル。お店のワインを買えば、1本分の持ち込み代無料。

データ

アドレス 500 Main Street, Suite G, Napa, CA 94559
電話番号 TEL:(707) 254-9690 FAX :(707) 254-9692
営業時間 ランチ 11:30AM〜02:00PM(月〜金)
ディナー 05:00PM〜09:00PM (金・土曜日は、10:00PMまで)
日曜定休
座席数 約50席(野外テラスも含む)
ランチは予約を取りませんが、問題なく座れます。ディナーは予約していくことをお薦めします。
クレジットカード Visa, MasterCard, American Express, Diners Club
ドレスコード カジュアル(ただし、ディナー時の短パンはやめておきましょう)
ウエブサイト http://www.celadonnapa.citysearch.com
備考 オーナー・シェフのグレッグ・コール氏は、同じダウンタウン・ナパに「Cole's Chop House」というステーキハウスを,2002年3月にオープンさせました。こちらも人気。
(2002年8月現在)
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