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VOL2 「DRY CREEK KITCHEN」 (ヒールズバーグ)

「DRY CREEK KITCHEN」 (ヒールズバーグ)

ソノマカウンティのJewel
ヒールズバーグ(Healdsburg)に登場

ワインカントリーと言えば、まず思い浮かべるのが「ナパ・ヴァレー」。そのナパに対抗するかのように山を隔てて隣接するのが「ソノマ・カウンティ」。そのソノマ・カウンティの中でも、知る人ぞ知る「洒落た街」として人気を集めてきたのが、ヒールスバーグ(Healdsburg)です。

サンフランシスコからは、フリーウエイ101号線を北上、約1時間半ほどのドライブ。「プラザ」と呼ばれるスクエア広場を中心に、レストラン、カフェ、デリカテッセン、ベーカリー、本屋、花屋、ブティック、ワイン・ショップが立ち並ぶ、それはそれは素敵な「小さな」街です。

これまでは、ナパ・ヴァレーという一大デスティネーションの影に隠れ、いまひとつメジャーになりきれなかった街ですが、そこに登場してきたのがモダンなインテリアデザインを誇る「ホテル・ヒールズバーグ」。 そして、そのメイン・ダイニングとしてオープンした「ドライ・クリーク・キッチン」が、今や、この街の知名度を上げつつある「顔」となっています。

有名シェフが惚れこんだソノマ・カウンティ
アメリカにはその名を轟かせる「スター・シェフ」と呼ばれる人達がいますが、「ドライ・クリーク・キッチン」を手がけたCharlie Palmer氏もその一人。 「Aureole」「Charlie Palmer Steak」を、ニューヨーク、ラスベガスの有名レストランに仕立て上げた彼の、カリフォルニア進出第1号店がこのヒールズバーグの店です。 この土地が気に入ったパーマー氏は、ソノマ・カウンティに家を建築中で、完成の暁には家族共々移り住んでくる、と言われています。

オン・サイトのシェフは、Mark Purdy氏。 ニューヨークとラスベガスの店で、パーマ氏のもと、5年間働いてきました。

ある日のランチをご紹介

「Salad of Sausalito Springs Watercress 〜スプリング・クレソンのサラダ〜」 (10ドル)

スプリング・クレソンのサラダ

シャキシャキと新鮮なクレソンがたっぷりのサラダには、「Palm」と呼ばれるヤシの芯が乗っかっています。同じく、ポンと乗せられているグレープフルーツの酸味が、クレソンのほのかな苦味と微妙にマッチング。 マスタード・シードを使ったヴィネグレットが、サラダ全体をきゅっと引き締めています。

「Basil Risotto with Toasted Pistachios 〜バジルのリゾット〜」 (8ドル)

バジルのリゾット

こんがり焼いたピスタチオの風味が、ともすればベタっとひつこくなりがちなバジル味のリゾットを爽やかなものにしてくれます。 パルメザン・チーズのスライスと、マイクログリーンが乗せられ、なんだか「大事に大事に食べなきゃいけない」、そんな気にさせられる一品です。

「Mushroom Consomme with Foie Gras Raviolis 〜フォアグラのラビオリ添え コンソメ」(8ドル)

フォアグラのラビオリ添え コンソメ

まず、四角いお皿にラビオリだけが載せられて出てきます。そのあと私達の前で、そのお皿にコンソメ・スープが注がれます。 このプレゼンテーションで、期待度がぐんと増すってなもんです。フォアグラ(もちろん、地元ソノマ産)のラビオリは濃厚。コンソメは、見た目の色よりかはずっとあっさりしていて美味。 上に乗せられているのがマイクログリーンと「ナメコ」なのですが、この「ナメコ」は不要でした。酸っぱ過ぎて他の味を殺してるように思えました。

「Caramelized Fulton Farm Checkin Breast 〜ファルトン・ファームのチキン胸肉」 (20ドル)

ファルトン・ファームのチキン胸肉

砂糖でコーティングして焼かれたチキン胸肉に、バジルがたっぷり塗られています。サイドのリコッタ・チーズのグノッチと、ほうれん草のソテーの方が印象的だったと正直に言っておきます。 翌月に訪れた時、このチキンは、バジルを使わずにシンプルに焼かれていて、ナスのピューレが使われていました。きっと、こっちの方が美味しい。

がんばれ、エリア唯一の「今風」レストラン!
ここまでインテリアが格好良くて洒落たレストランは、このあたりでは他にありません。ですから、こういうレストランを待ってましたどばかり、地元のグルメ達は足繁く通っているようです。ラッシャンリバー(Russian River 「ロシアン・リバー」と日本語で書く人もおられます)地区のワイナリー関係者もしょっちゅう見かけ、ビジネス・ミーティングの場としても利用されています。

少々気になったのは、レセプションに立つ女性の愛想のなさ。 ランチに4度訪れてみましたが、その女性の笑顔を遂に一度も見ることができませんでした。 仕事が面白くないのでしょうか。サーバーを始めとするスタッフも、大半が「まだビギナー」という雰囲気です。 きっと、ディナーに主要スタッフを固めているのでしょう。

インテリアがモダンで広々としているせいか、店内のエアコンが異常にきつい時があり、スープやリゾットなど温かくあるべき物がぬるくなって出てきてしまったことがありました。これもちょっと残念。 メニューは毎月1〜2回変わるので、このエリアに来るたびに通ってみたい店です。レセプションの女性の笑顔に出会えるまで、意地でも行くゾ(笑)

「DRY CREEK KITCHEN」のワイン・リスト

アルバムのようなワイン・リストに載せられているのは、全てソノマ・カウンティのワインばかり。ここまで「ローカル(地元)産」に執着しているレストランも珍しいです。

Williams Selyem やRochioliなど有名どころのワインになると、ズラ〜〜っとヴィンテージものが並んでいます。 こういうラインは一般人には高すぎて手が出ませんが、ランシャン・リバーやアレキサンダー・ヴァレーは、新興ワイナリーがどんどん出て来ている地域ですので、そういうワイナリーの手頃な値段のものを試してみるのも良いかと思います。

グラス・ワインは、白で 6ドルから10ドル、赤で7.50ドルから12ドル。ボトル持ち込みは、ソノマ・カウンティ産ワインなら、1テーブル2本までCorkage Fee無料。3本目からは1本15ドル。 ソノマ・カウンティ以外のワインは、1本15ドル)

データ

アドレス 317 Healdsburg Avenue, Healesburg
電話番号 (707) 431-0330
営業時間 ランチ 12:00PM〜02:30PM
ディナー 05:00PM〜09:30PM (金・土曜日は、10:30PMまで)
座席数 約66席(野外テラスも含む)
さほど暑くないシーズンは、外のテラスでのランチが最高に気持ち良い。
ランチは予約なしでも大抵OK。 ディナーは予約していくことをお薦めします。
クレジットカード Visa, MasterCard, American Express
ドレスコード カジュアル(ただし、ディナー時の短パンはやめておきましょう)
ウエブサイト http://www.hotelhealdsburg.com
(2002年7月現在)
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